"ホーチミン市在住者や旅行者に長年愛され続ける、必食のレストランを3店厳選して紹介。フォーの名店「Pho Le」、ブンティットヌンの人気店「Hoang Van」、そして南部風フォーの老舗「Pho Huong Binh」の魅力に迫る。"
ホーチミン市には無数の飲食店が存在するが、その中でも長年にわたり地元民や駐在員、旅行者から絶大な支持を集める名店がある。今回は、数ある名店の中から「これだけは外せない」と評価される3つのレストランを厳選して紹介する。
1. フォー・レ(Phở Lệ)- 濃厚スープが癖になる牛肉フォーの王様
ホーチミン市でフォーと言えば、必ず名前が挙がるのが「フォー・レ」だ。創業70年以上の歴史を誇るこの老舗は、濃厚でコクのある牛肉スープが最大の特徴。牛骨を長時間煮込んで作られるスープは、甘みと旨味が凝縮されており、一度食べたら忘れられない味わいだ。
- 看板メニュー: フォー・タイ(Phở Tái、半生牛肉のフォー)、フォー・ナム(Phở Nạm、牛すね肉のフォー)
- 特徴: 濃厚な牛骨スープ、たっぷりのもやしとハーブ
- 店舗: 3区と5区に店舗を構える
テーブルに山盛りで提供される新鮮なもやしやノコギリコリアンダー、バジルなどのハーブをたっぷり入れて、自分好みの味にカスタマイズするのもフォー・レの楽しみ方の一つ。常に多くの客で賑わっており、ホーチミン市の活気を肌で感じられる場所でもある。
2. ブンティットヌン・ホアンヴァン(Bún Thịt Nướng Hoàng Văn)- 香ばしい炭火焼肉と絶品タレの融合
「ブンティットヌン」は、米麺(ブン)の上に炭火で焼いた豚肉、揚げ春巻き、野菜などを乗せ、甘酸っぱいタレ(ヌクマムベース)をかけて食べるベトナム南部の代表的な麺料理だ。その中でも、フーニャン区に店を構える「ホアンヴァン」は、常に客足の絶えない人気店として知られる。
- 看板メニュー: ブンティットヌン(Bún Thịt Nướng)
- 特徴: 炭火で焼いた香ばしい豚肉、具沢山でボリューム満点、秘伝のタレ
- ポイント: ローカルな雰囲気を味わえる路地裏の名店
炭火でじっくりと焼かれた豚肉の香ばしさと、甘さと酸味、そしてピリ辛さが絶妙に調和したタレが、米麺や新鮮な野菜と絡み合い、食欲をそそる。揚げ春巻き(チャーヨー)のサクサクとした食感も良いアクセントになっている。ローカルな雰囲気を満喫しながら、絶品ブンティットヌンを味わいたいなら、ホアンヴァンは外せない選択肢だ。
3. フォー・フオンビン(Phở Hương Bình)- 鶏肉フォーの隠れた名店
牛肉フォーが主流のホーチミン市において、美味しい鶏肉のフォー(フォー・ガー)を食べるなら「フォー・フオンビン」がおすすめだ。1区の路地裏にひっそりと佇むこの店は、知る人ぞ知る名店として、長年多くのファンを魅了してきた。
- 看板メニュー: フォー・ガー(Phở Gà、鶏肉のフォー)
- 特徴: あっさりしながらも鶏の旨味が凝縮された透明なスープ、柔らかく煮込まれた鶏肉
- 逸話: ベトナム戦争中、南ベトナムの副大統領グエン・カオ・キが通っていたことでも知られる
透き通ったスープは、見た目とは裏腹に鶏の出汁がしっかりと効いており、滋味深い味わい。柔らかく煮込まれた鶏肉も絶品だ。歴史を感じさせる店内で、静かにゆっくりとフォーを味わいたい時に最適な一軒である。
今回紹介した3店は、いずれもホーチミン市の食文化を語る上で欠かせない存在だ。旅行や出張で訪れた際には、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。



