"ベトナム全土で飲食店の値上げが相次いでいる。ハノイやホーチミン市の多くの店舗で、フォーやブンチャーなどの定番メニューが10%から最大50%値上がり。記録的なガソリン価格の高騰と原材料費の上昇が経営を圧迫しており、消費者への影響が懸念される。"
ガソリン価格は過去最高、食材費も上昇し経営を圧迫
ベトナムで、国民食であるフォーからローカルの食堂まで、飲食店の値上げの波が広がっています。
記録的なガソリン価格の高騰と、それに伴う物流コストや原材料費の上昇が、多くの事業者の経営を直撃しています。
ハノイ市やホーチミン市の多くのレストランや食堂では、主要なメニューが10%から、店舗によっては最大50%という大幅な値上げに踏み切っています。
各地での値上げ事例
- ハノイ市カウザイ区のブンチャー店: 人気のブンチャー(つけ麺)の価格を、1人前5,000ドン引き上げ、4万ドン(約1.5米ドル)に設定。店主は「豚肉、野菜、調味料など、すべてのコストが上昇しており、値上げは避けられない」と語ります。
- ホーチミン市ビンタイン区のフォー専門店: 1杯7万ドンだったフォーを8万ドンに値上げ。牛肉や香草などの仕入れ値が過去数ヶ月で15〜20%上昇したことが主な要因です。
- ハノイ市の有名コーヒーチェーン: 3月初旬に、全メニューを一律で3,000〜5,000ドン値上げしました。
ある調査によると、多くの飲食店が直面しているコスト上昇の内訳は以下のようになっています。
| 項目 | 上昇率(推定) |
|---|---|
| 輸送・物流コスト | +20-30% |
| 食材(肉・野菜) | +15-25% |
| 調味料・消耗品 | +10-15% |
出典: 各社報道に基づく市場調査
背景にある記録的な燃料費高騰
この値上げの最大の引き金となっているのが、3月19日に発表されたガソリン価格の約20%という急激な上昇です。これにより、RON95ガソリンは1リットルあたり3万ドンを超える過去最高水準に達しました。
輸送コストの増加は、生産者から市場、そしてレストランへと至るサプライチェーン全体に影響を及ぼし、最終的に消費者がその負担を負う形となっています。
多くの飲食店経営者は、「値上げは客離れにつながるため苦渋の決断だった」と話しており、政府による物価安定策が急務となっています。しかし、世界的なインフレ圧力と不安定なエネルギー市場を背景に、当面は消費者にとって厳しい状況が続くと予想されます。
[1] Giá cả leo thang, nhiều quán ăn ở Hà Nội đồng loạt tăng giá - POSTE



