ベトナム株式市場、外国人投資家向け規制緩和:プレファンディング廃止でFTSE格上げ加速
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ニュース 2026年3月12日 3分で読めます

ベトナム株式市場、外国人投資家向け規制緩和:プレファンディング廃止でFTSE格上げ加速

"ベトナム証券委員会(SSC)は通達08号を施行し、外国人投資家のプレファンディング(事前資金拠出)要件を廃止しました。これによりFTSEラッセル新興国市場格上げへの最大の障壁が除去され、数十億ドル規模の外国資金流入が期待されています。"

ベトナム、外国人投資家の株式アクセスを大幅緩和

ベトナム国家証券委員会(SSC)は、外国人投資家による株式取引の要件を大幅に緩和する新規則「通達08号」を発表しました。これは、FTSEラッセルによる新興国市場への格上げに向けた重要な一歩と見られています [1]。

「プレファンディング」要件の事実上撤廃

今回の規制緩和の最大の柱は、外国人投資家にとって長年の課題であった「プレファンディング(事前入金)」要件の事実上の撤廃です。

従来、外国人投資家は株式を買い付ける前に、取引代金の100%をベトナム国内の証券口座に事前に入金しておく必要がありました。この要件は、資金効率の低下を招き、多くの海外機関投資家にとってベトナム市場への参入障壁となっていました。

通達08号では、カストディアン銀行が顧客の購買力を保証することを条件に、このプレファンディング要件を免除することを認めています。これにより、国際基準であるT+2決済(約定から2営業日後の決済)に沿った取引が可能となり、海外からの投資資金流入が加速することが期待されます。

FTSE新興国市場への格上げに向けた動き

ベトナムは現在、FTSEラッセルの「フロンティア市場」に分類されていますが、長年にわたり「新興国市場」への格上げを目指してきました。プレファンディング要件は、その最大の障害の一つと指摘されていました。

今回の規制緩和は、この障害を取り除くためのベトナム政府の強い意志を示すものであり、市場関係者は2026年9月の年次レビューでの格上げ発表に期待を高めています。

ある証券アナリストは、「これはベトナム市場の国際化に向けた画期的な一歩だ。格上げが実現すれば、パッシブ運用だけで数十億ドル規模の新たな資金が流入する可能性がある」とコメントしています。

この規制緩和は、3月9日の市場急落で一時的に悪化した投資家心理を改善させ、中長期的な市場の成長期待を支える重要な材料となりそうです。


[1] ASEAN Briefing. "Vietnam Eases Foreign Access to Equities: What the New Rules Mean for Global Investors". 2026年3月11日. https://www.aseanbriefing.com/news/vietnam-eases-foreign-access-to-equities-what-the-new-rules-mean-for-global-investors/

出典: ASEAN Briefing

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