"ベトナムの農産物・食品企業26社が「Foodex Japan 2026」に出展し、204平方メートルのベトナム館でコーヒー・茶・熱帯フルーツ・水産加工品などを展示。2026年1〜2月のベトナム全体の輸出額は764億ドル(前年同期比18.3%増)と好調で、農産物分野でも日本市場向けの拡大が期待されている。"
ベトナム農産物、Foodex Japan 2026に26社出展。日本市場開拓を加速
概要
ベトナムの農産物・食品企業26社が、2026年3月に開催されたアジア最大級の食品・飲料展示会「Foodex Japan 2026」に出展した。ベトナム館として204平方メートルのスペースを確保し、コーヒー・茶・フルーツ・水産物・加工食品など多様な品目を展示。日本市場への輸出拡大と新規バイヤーの開拓を目指した。
詳細
Foodex Japan 2026は、アジア最大規模の食品・飲料国際展示会として毎年日本で開催される。今回のベトナム館には26社が参加し、204平方メートルの展示スペースでベトナム産農産物・加工食品を幅広くアピールした。
出展品目は、ベトナムが誇る高品質コーヒー(アラビカ種・ロブスタ種)、緑茶・ハーブティー、マンゴー・ドラゴンフルーツ・ランブータンなどの熱帯フルーツ、エビ・魚介類などの水産加工品、そしてインスタント食品・調味料など多岐にわたる。
ベトナム農産物の日本向け輸出は近年増加傾向にあり、特に水産物(エビ・パンガシウス)とコーヒーは主要輸出品目として定着している。2026年1〜2月のベトナム全体の輸出額は764億ドル(前年同期比18.3%増)と好調に推移しており、農産物分野でも日本市場向けの拡大が期待されている。

背景
日本はベトナムにとって重要な農産物輸出先の一つだ。日本の消費者は食品の安全性・品質に対する要求水準が高く、ベトナム企業にとって日本市場への参入は品質向上のインセンティブにもなっている。
近年、ベトナムの農産物輸出企業は日本のJAS規格・有機認証・残留農薬基準への対応を強化しており、高付加価値品目への転換が進んでいる。また、丸紅食料とベトナム茶大手ヴィナティーの提携(日本向け緑茶の共同開発)など、日越間の食品分野での協業事例も増加している。
考察
Foodex Japanへの積極的な出展は、ベトナム政府が掲げる「輸出成長率15〜16%」目標の達成に向けた戦略の一環だ。日本市場は単価が高く、ブランド認知が確立されれば安定した輸出先となる。
一方で、日本市場への参入には厳格な食品安全基準への対応が不可欠であり、中小企業にとっては認証取得コストが課題となる。政府・業界団体による支援強化が、輸出拡大の鍵を握る。
まとめ
ベトナム農産物のFoodex Japan 2026出展は、日本市場への本格的な輸出拡大に向けた重要な一歩だ。高品質・高付加価値品目への転換を進めながら、日本の厳格な食品基準に対応することが、持続的な輸出成長の条件となる。



