"ベトナム最大級の食の祭典「Saigontourist美食フェスティバル2026」が3月26日に開幕。過去最大規模となる52の企業が参加し、ベトナム全土から500種類以上の料理が集結。約6万人の来場者を見込み、ベトナムの食文化の多様性を国内外に発信する。"
ベトナム最大級の食の祭典「Saigontouristグループ 美食カルチャー・デリカシーフェスティバル2026」が、3月26日から29日までの4日間、ホーチミン市1区のヴァンタイン観光村で盛大に開催された。5回目となる今年は、過去最大規模となる52の企業・施設が参加し、ベトナム全土から500種類以上の料理や飲み物が集結。国内外から約6万人の来場者を見込んでいる。

参加企業数と料理の内訳。年々規模が拡大していることがわかる。
北・中・南部の味が一堂に
会場は北部、中部、南部の3つのエリアに分けられ、それぞれの地方を代表する郷土料理が提供された。ハノイのフォー、フエのブンボーフエ、南部名物のバインセオといった定番料理はもちろん、少数民族の珍しい料理や、各地域の特産品を使った創作料理も並び、来場者はベトナムの食文化の多様性を五感で体験した。特に、4〜5つ星ホテルが出展するブースでは、一流シェフが腕を振るう高級ベトナム料理が手頃な価格で楽しめるとあって、長蛇の列ができていた。
文化体験と国際交流の場
今回のフェスティバルは、単なる食のイベントに留まらない。会場では、伝統音楽の演奏や民俗舞踊、料理教室、バーテンダーによるパフォーマンスなどが終日行われ、ベトナムの豊かな文化を来場者に伝えた。また、今年は新たに「国際料理エリア」が設けられ、日本、韓国、タイ、イタリアなど各国の料理も紹介された。Saigontouristグループのファム・フイ・ビン会長は、「このフェスティバルを通じて、ベトナムの食文化の魅力を国内外に発信し、ホーチミン市をアジアの美食デスティネーションとして確立したい」と語った。
経済効果と今後の展望
このイベントは、観光客誘致だけでなく、国内の食品生産者やレストラン経営者にとっても大きなビジネスチャンスとなっている。出展者は自社の製品やサービスを多くの消費者に直接アピールでき、新たな顧客獲得や販路拡大に繋げている。主催者側は、来年の開催に向けて、さらに多くの国際的なパートナーを誘致し、イベントの国際的な知名度を高めていく計画だ。ベトナムの食文化が、観光産業の重要な柱として成長を続けていることを示すイベントとなった。
