ホイアン旧市街の路上文化が消える?歩道整備で観光名所に変化の波
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エリア情報 2026年3月29日 3分で読めます

ホイアン旧市街の路上文化が消える?歩道整備で観光名所に変化の波

"世界遺産ホイアンで歩道整備と路上営業規制が強化され、長年親しまれてきた屋台やカフェが姿を消しつつあります。景観保護と地域文化・住民生活の両立が課題となっています。"

世界遺産の街、ベトナム中部のホイアンで、旧市街の景観を整備するためのキャンペーンが始まりました。しかし、その影響で長年親しまれてきた路上で営業する屋台やカフェが姿を消しつつあり、観光客や地元住民からは賛否両論の声が上がっています。

歩道整備で景観を統一

ホイアン市当局は、観光客に安全で美しい歩行空間を提供することを目的として、旧市街全域で歩道の再整備と路上営業の規制を強化しています。これまで歩道にはみ出すように置かれていたテーブルや椅子、調理器具などが撤去され、統一感のあるすっきりとした街並みに変わりつつあります。

失われる「ホイアンらしさ」

一方で、この変化を惜しむ声も少なくありません。特に、路上で提供される安くて美味しいローカルフードや、道端の小さな椅子に座って飲むカフェ文化は、「ホイアンらしさ」を象徴する風景の一つでした。SNS上では、「清潔になるのは良いことだが、風情が失われてしまうのは寂しい」「あの雑多な雰囲気が好きだったのに」といった観光客からのコメントが寄せられています。

地元で長年商売を続けてきた店主からも、「生活がかかっているのに、急に立ち退きを求められても困る」といった戸惑いの声が聞かれます。市当局は、影響を受ける事業者に対しては、代替の営業場所を確保するなどの支援策を検討しているとしていますが、世界遺産の保護と地域住民の生活、そして観光客が求める魅力との間で、難しい舵取りを迫られています。

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出典: 現地取材

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