"ベトナムのVN-Indexは3月6日に40.67ポイント(3.1%)急落し、1,270.53で引けた。外国人投資家は4,979万ドル超の売り越しを記録。中東情勢の緊迫化と世界的なリスクオフムードが主な要因とされている。"
title: "VN-Index、3月6日に40.67ポイント急落—外国人が4,979万ドル超の売り越し"
category: "ニュース"
subcategory: "経済・市場"
date: "2026-03-07"
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summary: "ベトナムのVN-Indexは3月6日(木曜日)に40.67ポイント(3.1%)急落し、1,270.53で引けた。外国人投資家は4,979万ドル超の売り越しを記録し、週間ベースでも大幅な下落となった。中東情勢の緊迫化と世界的なリスクオフムードが主な要因とされている。"
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VN-Index、3月6日に40.67ポイント急落—外国人が4,979万ドル超の売り越し
ベトナムのVN-Indexは2026年3月6日(木曜日)に40.67ポイント(約3.1%)の急落を記録し、1,270.53ポイントで取引を終えた。The Shivの報告によれば、外国人投資家は同日だけで4,979万ドル超の売り越しを行い、市場全体に強い売り圧力をかけた。
急落の背景
今回の急落は、複数の要因が重なった結果とみられている。
最大の要因は中東情勢の緊迫化だ。イランとイスラエルの対立が再び激化し、ホルムズ海峡の通行リスクが意識されたことで、原油価格が上昇。世界的なリスクオフムードが高まり、新興国市場から資金が流出した。
また、米国の関税政策への懸念も引き続き市場の重荷となっている。トランプ政権による追加関税の可能性が報じられる中、輸出依存度の高いベトナム経済への影響を懸念した売りが出た。
さらに、テクニカル面での調整圧力も加わった。VN-Indexは2月に1,300ポイント台を回復したが、その後の上値が重く、利益確定売りが出やすい状況にあった。
セクター別動向
急落の中でも、石油・ガス株は原油価格上昇を受けて相対的に底堅い動きを見せた。ガスパイプライン大手のPV Gasや石油精製のBinh Son Refiningなどが逆行高となった。
一方、銀行株と不動産株が大幅に下落した。金利上昇懸念と不動産向け融資規制強化の観測が重なり、VCB(ベトコムバンク)、BID(BIDVバンク)、VIC(ビングループ)などの主要銘柄が軒並み下落した。
テクノロジー・製造業株も売りに押された。FPT(FPTコーポレーション)やVHM(ビンホームズ)なども下落し、市場全体の下げを主導した。
外国人の売り越しが続く
外国人投資家は3月に入ってから一貫して売り越しを続けている。週間ベースでの売り越し額は1億ドルを超えており、FTSEラッセルによる新興国格上げ審査が進む中での外国人の売り越しは、市場参加者の間で懸念を呼んでいる。
ただし、一部のアナリストは「FTSEの格上げ審査は長期的なポジティブ要因であり、短期的な売り越しは一時的な調整に過ぎない」と楽観的な見方を示している。
今後の見通し
市場関係者は、3月7日(金曜日)以降の動向を注視している。中東情勢が落ち着けば自律反発が期待されるが、外国人の売り越しが続く場合は1,250ポイントのサポートラインが試される可能性がある。
ベトナム国家証券委員会(SSC)は市場安定化に向けた措置を検討しているとされており、当局の対応も注目されている。長期投資家にとっては、急落局面での選別的な買い場となる可能性もあるが、短期的なボラティリティには引き続き注意が必要だ。


