"ベトナムのエビ輸出が2025年に過去最高の46億ドルを記録し、前年比19%増を達成した。中国向けが61%増の12.3億ドル、米国向けが5%増の7.96億ドルと両市場で好調を維持しており、2026年の水産輸出全体では115億ドルを目標としている。"
ベトナムのエビ輸出、2025年に過去最高の46億ドル—米国・中国市場が牽引
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- summary: ベトナムのエビ輸出が2025年に過去最高の46億ドルを記録し、前年比19%増を達成した。中国向けが61%増の12.3億ドル、米国向けが5%増の7.96億ドルと両市場で好調を維持しており、2026年の水産輸出全体では115億ドルを目標としている。
ベトナムのエビ輸出が2025年に過去最高の46億ドルを記録した。ベトナム水産輸出加工協会(VASEP)が発表したデータによると、前年比19%増という力強い成長を遂げ、同国のエビ産業史上最高水準に達した。
2025年は世界的な供給チェーンの混乱や米国のアンチダンピング関税問題など、厳しい外部環境が続いた年であったにもかかわらず、ベトナムのエビ輸出は堅調な伸びを示した。中国向け輸出は前年比61%増の12.3億ドルと急拡大し、米国向けも5%増の7.96億ドルを記録。この2市場がベトナムにとって最大の輸出先となっている。
米国市場では、2025年6月に公表された予備的なアンチダンピング調査において、STAPIMEXを含む22社に対して最大35.29%という19年以上で最も高い税率が提案されていた。しかし最終的な結果では、業界全体の輸出額が当初の予測を上回る水準で着地し、業界関係者からは安堵の声が上がっている。
中国市場では、ベトナム産エビへの需要が急速に拡大している。中国の消費者の間でベトナム産の高品質エビへの認知度が高まっており、加工品・冷凍品を中心に輸出量が増加傾向にある。特にテト(旧正月)前後の需要期に大量の注文が集中したことが、年間輸出額の押し上げに貢献した。
2026年の見通しについて、ベトナム農業農村開発省は水産物の総生産量を1,000万トン超(うち養殖625万トン、漁獲375万トン)とする目標を設定している。水産輸出全体では約115億ドルを目指しており、エビがその約半分を占める見込みだ。日本企業にとっては、ベトナムの水産加工分野への投資や調達先としての可能性がさらに高まっていると言えるだろう。



