ラオカイ〜ハノイ〜ハイフォン標準軌鉄道、中国との接続で物流革命へ
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ニュース 2026年3月29日 3分で読めます

ラオカイ〜ハノイ〜ハイフォン標準軌鉄道、中国との接続で物流革命へ

"ベトナム政府は、中国との国境を結ぶラオカイ〜ハノイ〜ハイフォン間の標準軌鉄道建設を最優先プロジェクトとして推進。2030年着工、2035年完成を目標に、総延長390kmの新路線が中国・雲南省昆明まで直結し、ASEAN・中国間の物流を一変させる可能性を秘めている。"

中国との「鉄のシルクロード」が現実に

ベトナム政府は2026年3月、ラオカイ(Lao Cai)〜ハノイ〜ハイフォン間を結ぶ標準軌(1,435mm)鉄道の建設計画を正式に承認した。

この路線は、中国・雲南省の昆明と直結する形で設計されており、完成すれば中国〜ベトナム〜ハイフォン港という物流ルートが一本化される。

路線の概要

総延長は約390kmで、ラオカイ〜ハノイ間が245km、ハノイ〜ハイフォン間が145kmとなる。設計最高速度は旅客列車が時速160km、貨物列車が時速120kmを想定している。

現在のメーター軌(1,000mm)路線では、中国側の標準軌との間に軌間の違いがあり、国境での積み替え作業が必要だった。新路線の完成により、この「ボトルネック」が解消される。

路線別距離チャート

出典: ベトナム運輸省資料をもとに作成

経済効果への期待

ベトナムの対中輸出額は年々増加しており、2025年は過去最高を記録した。特に電子部品、農産物、繊維製品の輸送需要が旺盛だ。

新鉄道が完成すれば、現在のトラック輸送に比べてコストが大幅に削減されるほか、輸送時間も短縮される。ハイフォン港から昆明まで、現在の約3日から1日以内に短縮できる見通しだ。

投資と課題

総事業費は約80億ドル(約1.2兆円)と見込まれており、中国側の資金協力も視野に入れた協議が続いている。

一方で、土地収用や環境影響評価、技術移転の条件など、解決すべき課題も多い。特に、中国資本への依存度が高まることへの懸念も一部から上がっている。

日系企業への影響

日本の製造業にとっても、この鉄道は重要な意味を持つ。ベトナム北部に工場を持つ日系企業は、中国からの部品調達や、中国市場への製品輸出において、より効率的なルートを確保できる可能性がある。

[参考文献]

[1] VnExpress. "Vietnam approves standard-gauge railway connecting to China." March 2026.
[2] ベトナム運輸省. 「ラオカイ〜ハノイ〜ハイフォン鉄道建設計画」 2026年3月.

出典: VnExpress

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