ハノイのアパート価格が過去最高を記録:2026年の市場動向
Back to Articles
ニュース 2026年2月8日 3分で読めます

ハノイのアパート価格が過去最高を記録:2026年の市場動向

"ハノイのアパート価格が2026年第1四半期に過去最高を記録。供給不足と需要増加により、平均価格が前年比15%上昇している。"

ハノイのアパート

ハノイのアパート価格:過度な上昇後、2026年に市場は冷却か

ハノイのアパート市場が、2025年の急激な価格上昇を経て、2026年に入って調整局面を迎えている。
専門家は、市場が過熱状態から冷却期に移行しつつあると分析している。

ハノイのアパート建物
Photo by Peter Steinhauer (www.petersteinhauer.com)

2025年の価格上昇

ハノイのアパート価格は、2025年に前年比で平均20-30%上昇した。
これは、供給不足と投資需要の増加が主な要因である。

特に、カウザイ区、ハドン区、タインスアン区などの新興エリアでは、価格が急騰した。
1平方メートルあたりの平均価格は、3,000-4,000ドルに達している。

一方、中心エリア(ホアンキエム区、バーディン区)では、価格がさらに高く、1平方メートルあたり5,000-7,000ドルとなっている。

2026年の市場予測

不動産アナリストは、2026年のハノイアパート市場について、以下のように予測している。

まず、価格の上昇ペースが鈍化する。
2025年のような急激な上昇は見られず、年間5-10%程度の緩やかな上昇にとどまると予想されている。

次に、供給の増加である。
2026年には、多数の新規プロジェクトが完成し、市場に供給される予定である。
これにより、供給不足が緩和され、価格の上昇圧力が弱まる。

最後に、投資需要の減少である。
金利の上昇や、政府の不動産規制強化により、投機的な投資需要が減少すると見られている。

政府の規制強化

ベトナム政府は、不動産市場の過熱を抑制するため、規制を強化している。

具体的には、不動産ローンの審査基準の厳格化、外国人の不動産購入規制の強化、不動産税の見直しなどが検討されている。

これらの規制は、短期的には市場の冷却効果をもたらすが、長期的には市場の健全な発展に寄与すると期待されている。

購入者へのアドバイス

不動産専門家は、アパート購入を検討している人に対して、以下のアドバイスをしている。

まず、急いで購入する必要はない。
2026年は市場が調整局面にあるため、価格が安定するまで待つことも選択肢の一つである。

次に、立地と品質を重視する。
中心エリアや、交通インフラが整備されたエリアのアパートは、長期的に価値が維持されやすい。

最後に、デベロッパーの信頼性を確認する。
大手デベロッパーが開発するプロジェクトは、品質と完成度が高く、投資リスクが低い。

賃貸市場の動向

ハノイの賃貸市場も、アパート価格の上昇に伴って、賃料が上昇している。

1ベッドルームのアパートの平均賃料は、月額500-800ドルである。
2ベッドルームは800-1,200ドル、3ベッドルームは1,200-2,000ドルとなっている。

賃貸需要は、外国人駐在員や、ベトナム国内の若年層を中心に堅調である。
特に、中心エリアや、地下鉄駅に近いエリアのアパートは、賃貸需要が高い。

出典: Lao Dong, Vietnam Investment Review

写真: Peter Steinhauer

出典: Vietnam News, Savills Vietnam

この記事をシェアする

Related Articles

丸紅食料×ベトナム茶大手ヴィナティー提携、日本向け緑茶を共同開発
ニュース

丸紅食料×ベトナム茶大手ヴィナティー提携、日本向け緑茶を共同開発

丸紅食料は3月12日、ベトナムの茶製造大手ヴィナティー(Vinatea)と業務提携を締結。静岡県の茶畑ノウハウを活用し、日本人の嗜好に合った緑茶を共同開発します。国内茶農家の高齢化・人手不足による生産量減少に対応するため、安定的な供給源をベトナムに確保する戦略です。

Read More →
ベトナムGen Z、45%がアルコール制限・回避。飲食業に構造変化の波
ニュース

ベトナムGen Z、45%がアルコール制限・回避。飲食業に構造変化の波

NielsenIQ調査でベトナムZ世代の45%がアルコール摂取を制限・回避(ミレニアル世代は28%)。「断酒できることが成熟の証」という価値観が広がり、無アルコール麦酒の生産量は9%増加。ビアガーデンなど従来型飲食店では若年客が減少しており、飲食業界に構造的な変化をもたらしています。

Read More →
アジア太平洋不動産市場が安定化、ベトナムは成長リーダーとして浮上(Savills)
ニュース

アジア太平洋不動産市場が安定化、ベトナムは成長リーダーとして浮上(Savills)

Savills「2026年アジア太平洋展望」報告書によると、アジア太平洋不動産市場が安定期に入る中、ベトナムが成長リーダーとして浮上。技術製造・現代物流・高付加価値産業へのFDIシフトが背景にあり、南北高速道路やロンタイン空港などのインフラ投資が長期的な成長を支えると分析しています。

Read More →